Strategy MSTRとBlackRock IBITのビットコイン保有量比較チャート — 2026年4月の歴史的逆転
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StrategyがBlackRockを超越:815,061 BTC保有で歴史的な逆転

StrategyがBlackRock IBITを超え、815,061BTCで世界最大の機関投資家によるビットコイン保有者に。総供給量の4%を単一企業が保有する歴史的逆転だ。

2026年4月20日、暗号資産市場で一つの数字が数時間のうちに世界を駆け巡った:815,061。これはStrategy(旧MicroStrategy)が現在保有するビットコインの数だ。同社は4月13日から19日にかけて、1BTC平均74,395ドルで34,164BTCを約25億4,000万ドルで取得した。FSA(金融庁)が機関投資家のデジタル資産保有に関する監視を強化するなか、この数字は日本の暗号資産市場にも重要な示唆を与えている。

StrategyがBlackRock IBITを2024年以来初めて追い越す

TL;DR: Strategyは2024年第2四半期以来初めてBlackRock IBITを抜き、世界最大の機関投資家によるビットコイン保有者となった。保有する815,061BTCはビットコイン総供給量の約4%に相当する。

2024年第2四半期以来初めて、StrategyがBlackRockを抜き世界最大の機関投資家によるビットコイン保有者となった。BlackRockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)は802,824BTCで停滞しており、Michael Saylorの会社は1万2,200BTC以上のリードを築いた。数字としては小差だが、象徴的意味は計り知れない。

SEC提出前に既にシグナルがあった

SECへの開示書類が提出される前、SaylorはX(旧Twitter)でわずか3語の予告を投稿していた:"Think even bigger." 数年来Saylorの動向を追ってきた投資家には明確なシグナルだった。数時間後、提出書類がこれを裏付けた。

逆転の核心数字

累積取得コスト615億6,000万ドル、1BTC平均取得価格75,527ドルで、Strategyは現在ビットコイン総供給量の約4%を保有している。ナスダック上場の単一企業が流通中のBTC4枚に1枚を保有する計算だ。今回の取引の主要データは以下の通りだ。

  • 直近1週間の取得BTC数:34,164枚 — Strategy史上3番目に大きな単回購入
  • 総取得コスト:約25億4,000万ドル(平均74,395ドル/BTC)
  • 2026年YTD BTC利回り:9.5%
  • 4月最初の3週間のBTC増加:約36億ドル相当の47,079BTC
  • 資金調達構造:STRC優先株86%、MSTR普通株14%

STRCメカニズムが今回の大規模取得の真のエンジンとなった。STRCは年率11.5%の配当を支払う優先株であり、Strategyはこのチャネルを通じて2026年だけで約8万BTCを蓄積した。これはBlackRock IBITが第1四半期に84億ドルの資金流入で追加したBTCの3倍以上に相当する。

なぜ2年後に逆転が実現したのか

2月時点でIBITはStrategyより約6万BTC多く保有していた。逆転が実現した背景には、2025年10月の高値からビットコインが50%下落するなか、Strategyが購入ペースを緩めるどころか加速させたことがある。通常期待される守備的戦略とは真逆の動きだが、Saylorが5年間一貫して主張してきた論理と完全に整合している。

この結果は株価にも即座に反映された。MSTR株は4月の水曜日に1日で11%以上上昇し、2024年1月からの累積リターンは+250%に達した。同期間のBlackRock IBITの+55%を大幅に上回る数字だ。CEO Phong Leは次のように述べた。

"1週間でBTCゲインを82%増加させ、49億7,000万ドルに達した。これは価値が上昇するデジタル資本と増価型デジタル信用の間の反射的な力を示している。"

ウォール街全体がビットコインに向かっている

Strategyの逆転は孤立した出来事ではない。同じ時期、Morgan StanleyはMSBT、すなわち米大手銀行が直接発行する初のビットコイン現物ETFを上場し、Goldman SachsはSECに月次利回り型ビットコインETFを申請した。日本では金融庁(FSA)がビットコイン現物ETFの国内解禁に向けた議論を進めており、JVCEA(日本暗号資産取引業協会)加盟のbitFlyer、Coincheck、SBI VCトレードを通じた機関投資家の参入経路がさらに整備されると期待される。

Strategy MSTRとBlackRock IBITのビットコイン保有量比較を示すデジタル金融チャート
Strategy vs BlackRock IBIT:機関投資家によるビットコイン需要の二大源泉の差が2026年4月に逆転した。

次の目標は100万BTC

Saylorは2026年末までに100万BTCの保有を公開目標として宣言している。815,061BTCをすでに保有する現時点で、残り目標は18万5,000枚未満だ。現在のペースを維持するには、週当たり約5億4,000万ドル相当のSTRC発行が必要となる。BitcoinTreasuries.NETの試算では、現在の資金調達能力が維持されれば2026年11月頃の目標達成が視野に入る。

逆方向のリスクも文書化されている。Strategyの投資家向け資料には、時価総額/NAV比率が1.0を下回った場合、すなわちMSTR株価が保有BTC価値を下回った場合にビットコインを売却する可能性が明記されている。この比率は2月に底を打ち、最近ようやく1.0を回復したばかりだ。ゲームはまだ終わっていない。

カウンターは815,061を指している。そしてSaylorは買い続けている。日本の投資家にとって、FSAが国内ビットコインETFの解禁議論を進めるなか、このグローバルな機関投資家の動向は国内市場の構造変化を先読みする上で重要な指標となりうる。

StrategyはなぜBlackRockよりも多くのビットコインを保有することになったのか?

Strategyは2025年10月の高値からビットコインが50%下落した局面でも購入を加速させた。年率11.5%配当のSTRC優先株を通じた資金調達により、2026年だけで約8万BTCを蓄積し、BlackRock IBITを逆転した。

Strategyのビットコイン保有量は総供給量の何パーセントか?

815,061BTCはビットコイン総供給量の約4%に相当する。ナスダック上場の単一企業が流通中のBTC4枚に1枚を保有する計算だ。

日本の暗号資産市場への影響は何か?

FSAが国内ビットコイン現物ETFの解禁議論を進めるなか、Strategyのような機関投資家の動向はJVCEA加盟取引所(bitFlyer、Coincheck、SBI VCトレード)を通じた機関参入の加速につながる可能性がある。また、雑所得課税の見直し議論にも影響を与えうる。

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ビットコイン アメリカ ニュース
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