Sahara AI +42%、Akash +24%の週間上昇率を記録したAIおよびDePINトークンの2026年5月パフォーマンス
  • Home
  • AI
  • Sahara AI +42%、Akash +24%:AIとDePINトークンが2026年5月を牽引
Giulia Ferrante プロフィール画像 Giulia Ferrante
3 min read

Sahara AI +42%、Akash +24%:AIとDePINトークンが2026年5月を牽引

Sahara AIが7日間で+42.5%、Akash Networkが+24.85%を記録した。BTC横ばいの2026年5月、AIとDePINトークンが週間騰落率トップに並ぶ構図が鮮明になっている。

CoinGeckoのデータによると、2026年5月の第1週にSahara AIは7日間で+42.5%を記録した。BUILDonは+32.66%、Akash Networkは+24.85%で週を終えた。TelcoinはCoinMarketCapのゲイナーリスト全体でトップに立った。市場全体はラリー局面にない。ビットコインは7万8,000ドルから8万3,000ドルのレンジで推移し、ビットコインドミナンスは60%、CMCのオルトコインシーズンインデックスは100点満点中39点にとどまる。それでも特定のカテゴリーのトークンは明確に異なる動きをしている。

投機的なナラティブで動くトークンとの違いは何か。答えは不快かもしれない。実際に機能するプロダクト、現実の市場、証明可能な需要を持つプロジェクトが選別されている。長年語られてきた「ユーティリティの時代」が、週ごとのチャートに少しずつ姿を現しはじめた。

主要データ

  • Sahara AI: 週間騰落率(2026年5月) +42.5%
  • BUILDon: 週間騰落率(2026年5月) +32.66%
  • Akash Network: 週間騰落率(2026年5月) +24.85%
  • ビットコインドミナンス(2026年5月) 60%
  • CMCオルトコインシーズンインデックス(2026年5月) 39 / 100(ビットコインシーズン)

出典: Bitget · CoinMarketCap · CoinGecko · 2026年5月

出典: Bitget · CoinMarketCap · CoinGecko · 2026年5月

市場が横ばいのとき、なぜAkash Networkは上昇するのか

実は、答えは短い。Amazon Web Servicesは高い。非常に高い。そしてAIモデルのトレーニングを行う企業はGPUを今すぐ大量に必要としている。

Akash Networkは、主にGPUを取引対象とする分散型コンピューティングリソースのマーケットプレイスだ。AWS、Google Cloud、Azureへの依存を避けたい開発者や企業は、Akash上のプロバイダーから構造的に低コストで計算能力を借りることができる。AI向けGPU需要が世界規模で拡大するなか、中央集権型の供給はその勢いについていけない。Akash Networkは適切なタイミングで適切なポジションにいる。

これは仮説ではない。実際に稼働しているマーケットの話だ。DePIN(分散型物理インフラネットワーク)というモデル自体はシンプルだ。中央集権型のデータセンターを建設する代わりに、既存のオペレーターが物理的なリソース(GPU、ストレージ、帯域幅、センサー)をトークン報酬と引き換えに提供するよう促す仕組みである。結果として、集中的な設備投資なしにスケールできる分散型の物理インフラが生まれる。この点がAkashをホワイトペーパー段階にとどまる多くのDePINプロジェクトと分けている。

Sahara AIとAIデータ市場:なぜ最も注目すべき存在か

Sahara AIは異なる問題に取り組んでいる。AIモデルのトレーニングに使われるデータの所有権という問題だ。現状、モデルのトレーニング用データを提供しても、ほとんどのケースで提供者は何も受け取れない。Sahara AIはブロックチェーン上にインフラを構築し、データ提供者がトレーサブルかつ検証可能な形で自動的に報酬を受け取れる仕組みを実現している。

Futuristic server room with glowing network lines
未来型サーバールームとネットワーク回線のイメージ

タイミングは偶然ではない。OpenAIやGoogleへの訴訟を含め、AIデータ所有権を巡る世界的な法的議論が激化するなかで、Sahara AIは未解決の法的問題に対する技術的な解決策として自らを位置づけている。トークンが7日間で+42.5%を記録した背景には、そのポジションが単なるナラティブではなく現実の商業的価値を持つとの市場の確信が芽生えつつあることがある。

BUILDonの+32.66%は同じテーマの別バリアントだ。検証可能なユーティリティを伴うブロックチェーン構築ツールへの需要を反映している。ゲイナーリスト全体をリードするTelcoinは、モバイル通信ネットワークとクリプト決済の統合に取り組み、流動性ネットワーク「TELx」の最新アップデートを展開している。

Futuristic workspace with AI dashboard
AIダッシュボードを備えた未来型ワークスペース

2026年5月が示す全体像はこうだ。投資家はミームやナラティブを追いかけるのをやめ、実際のアドレサブルマーケット、稼働するプロダクト、証明可能な需要を持つプロジェクトを探しはじめている。緩やかで非線形だが、データに確実に表れている変化だ。

6月に注目すべき動向

6月には複数の重要イベントが控えている。Akashネットワークの生成AIモデル向け拡張サポートを含むアップデート版のローンチ、Sahara AIが第2四半期に発表予定のデータアノテーション企業との提携、そしてBaseとArbitrum上への新規DePINオペレーターの参入だ。5月末に予想される調整局面でもAIトークンセクターへの機関資金フローが維持されるなら、このシグナルは構造的なものになる。そうなった時点で、慎重なポートフォリオでもクリプトアロケーションの前提を見直す必要が生じるだろう。金融庁(FSA)が2026年度のトークン資産分類見直しを進めるなかで、AIおよびDePINカテゴリーの扱いは日本の機関投資家にとっても無視できない論点となっている。

Giulia Ferrante プロフィール画像 Giulia Ferrante
更新日
AI 暗号 ウェブスリー トークン
Consent Preferences