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AI銘柄がNasdaq総合指数を2%押し上げ、最高値更新

AI銘柄主導でNasdaq総合指数が2%超上昇し最高値を記録。MetaとAMDが牽引し、日本市場の投資家にとってもETF戦略の見直しが急務だ。

読了時間:3分 編集方針

人工知能(AI)セクターへの国際的な大規模投資が続くなか、イングランド銀行のアンドリュー・ベイリー総裁や米上院議員のバーニー・サンダース氏のような規制論者が開発の減速を求めているにもかかわらず、AIラリーはウォール街の大手テクノロジー株を力強く押し上げている。Nasdaq総合指数は日本時間9月22日火曜日の朝までに2%超の上昇を記録し、好調な流れが継続する可能性を示した。

Nasdaq総合指数が最高値、MetaとAMDが牽引

本稿執筆直前の取引セッションで、Nasdaq総合指数は2%超の上昇を記録し、直近の最高値で引けた。最も大きく値を上げたのはMetaとAMDの2銘柄で、CoinGeckoのような市場データプロバイダーとは異なり株式市場のデータとしてBloombergが報じたところによると、MetaはTradingViewのデータで11.4%の上昇を達成し、AMDも10%高を記録した。

マーク・ザッカーバーグが創業したMetaは、この上昇によって時価総額を約1,920億ドル積み上げた。一方、プロセッサーや半導体、高性能コンピューター部品の製造で知られ、近年は生成AIの大規模言語モデル分野にも本格参入しているAMDは、創業から約70年の歴史のなかで初めて時価総額1兆ドルの大台を突破した。

今回の上昇は先行2社だけにとどまらず、サプライチェーン全体に波及した。Intelは12%超の急騰を見せ、フィラデルフィア半導体指数は4.3%の上昇を記録している。

買いを後押しした要因として、原油価格の下落と10年物米国債利回りが5%を下回ったことも挙げられる。こうした点を踏まえると。今回の最高値更新がAIへの熱狂だけで生まれたわけではないことも正確に指摘しておく必要がある。とはいえ、AIがテクノロジーセクター全体を引っ張る主力エンジンであることは変わらない。

Meta、AMD、Nvidia、Microsoft、Amazon、Alphabetといった主要AIプレーヤーは、株式指数での存在感が大きいだけでなく、ETF(上場投資信託)のポートフォリオにも深く組み込まれている。ETFは株式、債券、暗号資産など多様な資産を束ねながら、まるでひとつの銘柄のように売買できる金融商品だ。日本でも金融庁(FSA)が認可する形でETFへのアクセスが広がっており、個人投資家の間でも注目度が高まっている。

このラリーが示す投資家センチメントの意味

Nasdaq総合指数の上昇は、現在の市場状況を鮮明に映し出している。指数の伸びは、データセンター数の増加や計算能力への旺盛な需要を背景に、AI関連企業の収益拡大への期待がいかに高まっているかを反映している。しかし、それは中長期的にAI関連株が今後も上昇を続けるかどうかについて何も保証しない。いずれ訪れる下落トレンドはいつ到来するのか、という問いへの答えは誰も持っていない。

巨大テクノロジー企業の存在感がこれほど大きくなると、それらが属する指数の動きに必然的に大きな影響を与える。メガコーポレーションが上昇すれば他の銘柄も一緒に引き上げられ、逆に業績が失望を招けば指数全体の下落を増幅させるリスクがある。

テクノロジーETF市場と分散投資の本質

あらゆる金融資産と同様に、テクノロジー系ETFへの投資を検討する際にも、保有銘柄の構成を時間をかけてしっかりと精査することが基本となる。

単一のETFには数百社が含まれることもあるが、指数のパフォーマンスを左右するのは結局、規模と経済的な実力を持つ上位銘柄だ。今回のNasdaqの上昇も大型株が主役であり、「銘柄数の分散」と「真の分散」の違いを改めて浮き彫りにした。

同じ銘柄を多数含む複数のETFを保有することで分散しているように見えても、実際にはリスクの重複が生じやすい。特に、パフォーマンスの高い企業を追い続けるとコストが膨らみ、相場の風向きが変わったときに重複したポジションがリスクに転じる。本当の意味での分散とは、相関性の低い異なるアセットクラスを組み合わせることで達成される。そうすることで、特定の地域や業種で危機が起きたときのポートフォリオへの影響を抑えることができる。

日本の投資家にとっては、JVCEA(日本暗号資産取引業協会)が整備する暗号資産関連ETFの動向も注視すべき要素だ。AIと暗号資産インフラが交差する領域は今後も拡大が見込まれており、分散投資の選択肢は着実に広がっている。次のNasdaqの動向と。MetaやNvidiaなど主要AI銘柄の2024年第4四半期決算を注意深く見守ることが、当面の重要な観察ポイントとなる。

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